Japanese People Working Until 70 | Easy Japanese Listening (ENG SUB)
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みなさん、こんにちは。今日は日本の良くない問題についてお話します。
それは、お年寄りの「終わらない労働」についてです。みなさんはどう思いますか。
日本に来たことがある人は、見たことがあるかもしれません。働くお年寄りの姿を。
1. 日本の高齢化と年金
日本は今、世界でもとてもお年寄りが多い国です。街にはお年寄りがたくさんいます。
これを「高齢化」と言います。日本人の3人に一人くらいが、65歳以上のお年寄りです。
バスや電車に乗ると、多くの席にお年寄りが座っています。若者よりもずっと多いです。
公園に行ってみても、遊んでいる子供よりもお年寄りの姿が目立ちます。
私の外国の友達は、日本に来て驚いていました。「お年寄りばかりだ」と。
みなさんの国ではどうですか。お年寄りは多いですか。それとも若者が多いですか。
日本人は世界で1番、長く生きる国民の1つです。これはすばらしいことです。
しかし、長く生きることは、良いことばかりではありません。お金の問題があるからです。
日本には「年金」という制度があります。これは大切なお金です。
若い時に国にお金を払い、年をとってから毎月お金をもらう仕組みです。
仕事をやめたあとは、この年金を使って、生活することになっています。
ですが、大きな問題があります。もらえる年金の金額が、とても少ないのです。
毎月の生活にかかるお金は、どんどん高くなっています。食べ物や電気代が高いです。
スーパーに行くと、野菜や肉の値段が去年よりも上がっています。
でも、もらえる年金は、ほとんど増えません。これでは生活ができません。
多くのお年寄りは、毎月の生活費のことで、頭を悩ませています。
家賃を払って、ご飯を食べたら、お金が残らないのです。
病気になったら、病院に行かなければなりません。それにもお金がかかります。
楽しみのために使うお金は、ほとんどありません。旅行に行くことも難しいです。
「老後」という言葉があります。年をとってからの、人生の時間のことを言います。
昔の日本人は、老後をゆっくりと楽しんでいました。
孫と遊んだり、趣味を楽しんだりして、静かに暮らしていました。
しかし今の日本では、そんな生活ができる人は、とても少なくなってきました。
「長生きをすることは、リスクになるかもしれない」そう考える人も増えています。
お金がなくなってしまうことが怖いからです。長生きはお金がかかります。
貯金がたくさんあれば、心配はないかもしれません。でもみんながそうではありません。
普通の会社員だった人は、たくさんの貯金を作るのが難しかったのです。
子供を育てるのにも、たくさんのお金がかかりました。家のローンもありました。
だから65歳になっても、貯金が少ない人がとても多いのが現実です。
年金だけでは足りない。貯金もあまりない。では、どうすればいいでしょうか。
答えは1つしかありません。「働くこと」です。働き続けるしかありません。
体を休めたいと思っても、休むことができないのです。生活のためだからです。
これはとても厳しい日本の現実です。決して他人事ではありません。
私たちが街で見かける、働くお年寄りたちには、そんな事情があるのです。
彼らはどんな仕事をして、どんな毎日を送っているのでしょうか。
詳しく見ていくことで、日本社会の本当の姿が見えてくるはずです。
2. 街で働くお年寄りたち
街を歩いていると、よく見かける光景があります。みなさんも見たことがありますか。
例えば、道路の工事現場です。車の流れを止めるために、赤い棒を振っている人がいます。
よく顔を見てみてください。白髪のおじいさんが、立っていることが多いです。
彼らは「警備員」と呼ばれます。工事現場の安全を守る、とても大切な仕事です。
夏はとても暑いです。太陽の光を浴びながら、1日中立っていなければなりません。
地面のアスファルトは熱く、気温は35度を超えることもあります。それでも彼らは働き続けます。
冬はもっと大変かもしれません。冷たい風が吹く中で、何時間もじっとしています。
若い人でも大変な仕事です。その仕事を、70歳を過ぎた人が毎日しているのです。
なぜこの仕事をするのでしょうか。特別な技術がいらないからです。誰でもすぐに始められます。
そして、若い人がやりたがらない、厳しい仕事だからです。だからお年寄りが選ばれます。
次は、ビルのトイレや駅の掃除をする人たちを思い出してみてください。
朝の早い時間に行くと、おばあさんが掃除をしています。一生懸命に床を拭いています。
重いゴミ袋を運んだり、汚れた場所をきれいにしたり、体に負担がかかる仕事です。
腰や膝が痛くても、休むわけにはいきません。生活がかかっているからです。
私の近所のコンビニでも最近、変化がありました。店員さんの年齢が上がっています。
以前は大学生が多かったです。でも今は、おじいさんやおばあさんがレジに立っています。
コンビニの仕事は難しいです。タバコの種類を覚えたり、宅配便の受付をしたりします。
最近はレジが機械化されて、タッチパネルの操作も覚えなければなりません。
お年寄りにとって、新しい機械の使い方は、覚えるのが大変なことです。
後ろにお客さんが並ぶと、焦ってしまうこともあります。見ていて心配になることもあります。
タクシーの運転手さんも、お年寄りがとても多いです。75歳を過ぎた人もいます。
長い時間、車を運転するのはとても疲れる仕事です。目も悪くなってきます。
夜遅くまで運転して、昼間は家で寝る生活をします。体のリズムが崩れやすいです。
でも、悪いことばかりではないかもしれません。働くことには良い点もあります。
家に一人でずっといると、誰とも話さずに1日が終わってしまいます。
それはとても寂しいことです。社会から忘れられたような気持ちになってしまいます。
仕事をしていれば、「ありがとう」と言われます。誰かの役に立てるのです。
同僚と話をしたり、お客さんにあいさつをしたり、人と関わることができます。
ある70歳の女性は言いました。「体が動くうちは働きたい。家にいても暇だからね」と。
これは本音かもしれませんし、強がりかもしれません。本当はゆっくりしたいはずです。
でも、働く場所があることは、幸せなことだとも言えます。仕事がない人もいるからです。
みなさんの国では、お年寄りはどんな仕事をしていますか。
日本のように、工事現場やコンビニで働いているでしょうか。
それとも、家でゆっくりと家族と過ごしているでしょうか。国によって違うと思います。
日本の街の風景は、働くお年寄りたちによって支えられているのです。
彼らがいなくなったら、街は回らないかもしれません。それほど重要な存在です。
しかし、すべての高齢者が、こうした肉体労働をしているわけではありません。
会社の中には、また別の種類のお年寄りの問題があります。
外で汗を流して働く人とは、全く違う悩みを持つ人たちが、オフィスの中にいるのです。
3. 働かない会社員の問題
街で働くお年寄りの話は、とても分かりやすかったと思います。体を使って働いているからです。
一方で、会社の中には、少し不思議な人たちがいます。みなさんは信じられないかもしれません。
日本の会社には、「働かないおじさん」と呼ばれる、中高年の社員たちがいます。
彼らは毎日会社に来ます。スーツを着て、電車に乗り、自分の席に座ります。
でも、仕事をほとんどしません。パソコンの画面を、ただ見ているだけです。
インターネットでニュースを見たり、何度も休けいに行ったりして時間を潰しています。
時には、居眠りをしています。忙しそうにしているのは、お昼ご飯の時だけかもしれません。
なぜ彼らは会社にいるのに、仕事をしないのでしょうか。不思議に思いますよね。
彼らは決して、悪い人たちではありません。昔はバリバリ働いていました。
若い頃は、誰よりも長く働き、会社の売上を上げるために、必死に頑張った人たちです。
しかし、年をとるにつれて、状況が変わってしまいました。「役職定年」という制度があります。
これは、ある年齢になると、課長や部長などの偉い立場から外されてしまうルールのことです。
55歳や60歳になると、部下が一人もいなくなります。責任のある仕事がなくなります。
昨日まで「部長」と呼ばれて指示を出していた人が、急に「ただの人」になります。
やる仕事がなくなってしまい、どうしていいか分からず、席に座っているだけになるのです。
また、技術の進歩も関係しています。今の仕事は、デジタルが中心です。パソコンや新しいソフトを使います。
若い人たちは、スマホやパソコンを使いこなし、速いスピードで仕事をします。
しかし、おじさん世代は、新しい技術を覚えるのがとても苦手な人が多いです。
Zoomでの会議のやり方が、分からなくて困っています。チャットの使い方も分かりません。
教えてもらおうとしても、若い人は忙しそうにしています。聞くのが恥ずかしいとも思います。
その結果、仕事についていけず、やることがなくなってしまうのです。これを「社内失業」と言います。
会社の中にいるのに、仕事がない状態のことです。これは本人にとっても辛いです。
みなさんは思うかもしれません。「働かないなら、クビにすればいい」と。
アメリカや他の国では、能力がない社員は、すぐに解雇されるかもしれません。
しかし、日本ではそれができません。社員を簡単にクビにできない、法律の壁があるからです。
一度会社に入ったら、よほどの悪いことをしない限り、会社は社員を守らなければなりません。
だから、仕事をしなくても、会社に来ていれば、毎月給料がもらえます。
しかも、日本の給料システムは、長く働いている人ほど、給料が高くなることが多いです。
一生懸命働いている若者より、何もしていないおじさんのほうが、給料が高いことがあります。
これは、若い社員にとって、大きなストレスになります。「不公平だ」と感じるからです。
「私たちが頑張って稼いだお金が、あの人の給料になっている」そう愚痴を言う若者もいます。
でも、おじさんたちも楽しんでいるわけではありません。会社に居場所がないのです。
周りから「必要ない人」と、思われている視線を感じながら、毎日を過ごすのは苦痛です。
プライドが傷つきます。「自分はもう役に立たないのか」と、落ち込んでいる人も多いです。
辞めたくても辞められません。家族を養うお金が必要だし、再就職も難しいからです。
会社にしがみつくしかない。それが「働かないおじさん」の悲しい現実なのです。
これは個人の問題というより、日本の会社の仕組みが生んだ、深刻な問題だと言えます。
外で必死に働く高齢者と、社内で時間を潰す高齢者。どちらも大変さがあります。
そしてこの問題の背景には、日本独特の雇用のルールが、大きく関係しています。
昔は良かったそのルールが、今は崩れ始めているのです。それが人々の不安を呼んでいます。
4. 仕事のルールが変わる時
日本の働き方は長い間、ある1つのルールに、支えられてきました。
それは「終身雇用」という、日本独特の仕組みです。聞いたことはありますか。
学校を卒業して会社に入れば、定年になる60歳まで、ずっとそこで働けました。
会社は社員をクビにせず、家族のように守りました。社員も会社に尽くしました。
そして、長く働けば働くほど、給料は自動的に上がり、退職金もたくさんもらえました。
これが「昭和」という時代の、サラリーマンの幸せでした。将来の不安がなかったのです。
「いい大学に入って、いい会社に入れば、一生安泰」みんなそう信じていました。
しかし、そんな安心な時代は、もう終わってしまいました。ルールが崩れたのです。
大きな会社でも経営が悪くなり、社員を減らすようになりました。これを「リストラ」と言います。
45歳以上の社員に対して、「会社を辞めてくれませんか」とお願いすることもあります。
まだ働ける年齢なのに、会社を去らなければならない。そんなことが増えています。
給料の決まり方も、大きく変わろうとしています。「年功序列」の終わりです。
以前は、年齢が上がれば、誰でも給料が上がりました。でも今は違います。
「何ができるか」という、実力や成果で給料が決まる、新しいルールが増えています。
これを「ジョブ型」と呼びます。欧米では当たり前ですが、日本人には厳しい変化です。
特別なスキルがない人は、何歳になっても給料が上がらなくなりました。
だから今、多くの日本人が、勉強を始めています。「リスキリング」と言われます。
大人になってから、プログラミングや英語を必死に学び直しています。
会社に頼るのではなく、自分の力で生き残るためにスキルを身につけるのです。
そして、もう1つの大きな不安が、「退職金」の問題です。仕事の最後にもらえるお金です。
昔はこの退職金で家のローンを払い終わり、老後を楽しむことができました。
しかし、退職金の金額は、年々減り続けています。出さない会社も増えました。
さらに政府は、この退職金に、もっと税金をかけようという議論をしています。
もらえるお金は減るのに、税金や物価は上がっていく。これでは貯金ができません。
「老後には2000万円が必要だ」そんなニュースが流れ、みんながパニックになりました。
年金だけでは足りない分を、自分で貯めなければならない。その額がとても大きいのです。
だから若い人たちも、将来に不安を感じています。「投資」を始める人が多いです。
株や投資信託を買って、少しでもお金を増やそうと必死になっています。
政府もそれを勧めています。「自分の身は自分で守って」と言われているようです。
「70歳まで働かなければならない」これは法律で決まった義務では、ありません。
しかし、企業には70歳まで働く機会を作るように、努力することが求められています。
事実上の「定年延長」です。60歳で引退できた時代は、完全に過去のものとなりました。
これからは75歳、あるいは80歳まで働くことが普通になるかもしれません。
「死ぬまで働く時代」そんな言葉が現実味を帯びて、人々の心に重くのしかかります。
でも、悪いことばかりでもないかもしれません。自由な働き方も増えました。
会社に縛られずにフリーランスとして働く人や、副業をする人も増えています。
1つの会社に一生を捧げる、そんな重苦しい生き方から解放されたとも言えます。
それでも、多くの日本人は疲れを感じています。いつまで走ればいいのでしょうか。
ゴールのないマラソンを、走らされているような気分になっている人が多いのです。
そんな日本社会の中で私たちはどう生きるべきか、最後の問いが残ります。
ゆっくり休める日は、いつか来るのでしょうか。それとも来ないのでしょうか。
5. 日本人はいつ休めるか
日本人はよく、「働きすぎだ」と言われます。みなさんもそう思いますか。
休みを取ることに、罪悪感を持つ人が多いです。「みんなに悪い」と思うのです。
有給休暇という、給料をもらって休める日が法律で決まっています。
しかし、それを全部使う人は、まだとても少ないです。半分も使わない人が多いです。
病気になった時のために、休みを取っておくのです。楽しむために使いません。
「働かざる者食うべからず」という古いことわざがあります。働かない人は食べてはいけない。
そんな厳しい考え方が、日本人の心の中に深く根付いているようです。
だから、定年を迎えても家でゴロゴロしていると、落ち着かない気分になります。
でも、最近になって、少しずつ変化が見られます。特に若い人たちの間です。
「FIRE」という言葉を、聞いたことがありますか。早くにお金を貯めて引退することです。
必死に働いてお金を貯め、40代や50代で会社を辞めて、自由に生きようとする人たちです。
また、都会を離れて、田舎に移り住む人も増えました。生活費が安いからです。
あまり多くのお金を稼がず、野菜を育てたりしてのんびり暮らすスタイルです。
競争社会から降りて、「心の豊かさ」を大切にする。そんな生き方が注目されています。
お年寄りの中にも、新しい考え方を持つ人が現れ始めています。
「お金のために働く」のではなく、「社会と繋がるために働く」という考え方です。
私の知り合いの70歳の男性は、週に3回だけ、パン屋で働いています。
「家にいるとボケてしまう。ここに来てパンの匂いを嗅ぐと、元気になるんだ」と言います。
彼にとって働くことは苦しみではなく、健康の秘訣なのかもしれません。
これを「生きがい」と呼びます。生きる喜びや、目的という意味の日本語です。
もし、働くことが「生きがい」なら、死ぬまで働くことは不幸ではないかもしれません。
好きなことを仕事にして、無理のないペースで続ける。それが理想の老後でしょう。
しかし、現実は厳しいです。嫌な仕事でも、生活のために続けなければなりません。
これからの日本には、テクノロジーの力がもっと必要になるでしょう。
重い荷物を運ぶロボットや、自動で走るタクシーがお年寄りを助けるはずです。
そうすれば、高齢になっても、もっと楽に働くことができるようになるかもしれません。
日本人はいつ休めるのか。その答えは、まだ見つかりません。社会全体が探している途中です。
でも、1つだけ確かなことは、「休むこと」は「悪いこと」ではないということです。
人生は働くためだけにあるのではありません。楽しむためにあるはずです。
美味しいものを食べ、美しい景色を見て、大切な人と笑い合う時間。
そんな当たり前の幸せを犠牲にしない働き方を、私たちは見つける必要があります。
みなさんの国の働き方は、日本と比べてどうですか。お年寄りは幸せそうですか。
日本のこの現状を見て、「大変そうだ」と思いましたか。それとも「すばらしい」ですか。
ぜひ、みなさんの国の話も、コメントで私に教えてください。違う視点を知りたいです。
お疲れ様でした。最後まで見てくれてありがとうございました。
今日の動画はいかがでしたか?動画の感想や意見をぜひコメントで教えてください。
また、たくさん動画を作れますので、グッドボタンとチャンネル登録、ハイプをよろしくお願いします。
それではまた別の動画でお会いしましょう。
みなさん、こんにちは。今日は日本の良くない問題についてお話します。
それは、お年寄りの「終わらない労働」についてです。みなさんはどう思いますか。
日本に来たことがある人は、見たことがあるかもしれません。働くお年寄りの姿を。
1. 日本の高齢化と年金
日本は今、世界でもとてもお年寄りが多い国です。街にはお年寄りがたくさんいます。
これを「高齢化」と言います。日本人の3人に一人くらいが、65歳以上のお年寄りです。
バスや電車に乗ると、多くの席にお年寄りが座っています。若者よりもずっと多いです。
公園に行ってみても、遊んでいる子供よりもお年寄りの姿が目立ちます。
私の外国の友達は、日本に来て驚いていました。「お年寄りばかりだ」と。
みなさんの国ではどうですか。お年寄りは多いですか。それとも若者が多いですか。
日本人は世界で1番、長く生きる国民の1つです。これはすばらしいことです。
しかし、長く生きることは、良いことばかりではありません。お金の問題があるからです。
日本には「年金」という制度があります。これは大切なお金です。
若い時に国にお金を払い、年をとってから毎月お金をもらう仕組みです。
仕事をやめたあとは、この年金を使って、生活することになっています。
ですが、大きな問題があります。もらえる年金の金額が、とても少ないのです。
毎月の生活にかかるお金は、どんどん高くなっています。食べ物や電気代が高いです。
スーパーに行くと、野菜や肉の値段が去年よりも上がっています。
でも、もらえる年金は、ほとんど増えません。これでは生活ができません。
多くのお年寄りは、毎月の生活費のことで、頭を悩ませています。
家賃を払って、ご飯を食べたら、お金が残らないのです。
病気になったら、病院に行かなければなりません。それにもお金がかかります。
楽しみのために使うお金は、ほとんどありません。旅行に行くことも難しいです。
「老後」という言葉があります。年をとってからの、人生の時間のことを言います。
昔の日本人は、老後をゆっくりと楽しんでいました。
孫と遊んだり、趣味を楽しんだりして、静かに暮らしていました。
しかし今の日本では、そんな生活ができる人は、とても少なくなってきました。
「長生きをすることは、リスクになるかもしれない」そう考える人も増えています。
お金がなくなってしまうことが怖いからです。長生きはお金がかかります。
貯金がたくさんあれば、心配はないかもしれません。でもみんながそうではありません。
普通の会社員だった人は、たくさんの貯金を作るのが難しかったのです。
子供を育てるのにも、たくさんのお金がかかりました。家のローンもありました。
だから65歳になっても、貯金が少ない人がとても多いのが現実です。
年金だけでは足りない。貯金もあまりない。では、どうすればいいでしょうか。
答えは1つしかありません。「働くこと」です。働き続けるしかありません。
体を休めたいと思っても、休むことができないのです。生活のためだからです。
これはとても厳しい日本の現実です。決して他人事ではありません。
私たちが街で見かける、働くお年寄りたちには、そんな事情があるのです。
彼らはどんな仕事をして、どんな毎日を送っているのでしょうか。
詳しく見ていくことで、日本社会の本当の姿が見えてくるはずです。
2. 街で働くお年寄りたち
街を歩いていると、よく見かける光景があります。みなさんも見たことがありますか。
例えば、道路の工事現場です。車の流れを止めるために、赤い棒を振っている人がいます。
よく顔を見てみてください。白髪のおじいさんが、立っていることが多いです。
彼らは「警備員」と呼ばれます。工事現場の安全を守る、とても大切な仕事です。
夏はとても暑いです。太陽の光を浴びながら、1日中立っていなければなりません。
地面のアスファルトは熱く、気温は35度を超えることもあります。それでも彼らは働き続けます。
冬はもっと大変かもしれません。冷たい風が吹く中で、何時間もじっとしています。
若い人でも大変な仕事です。その仕事を、70歳を過ぎた人が毎日しているのです。
なぜこの仕事をするのでしょうか。特別な技術がいらないからです。誰でもすぐに始められます。
そして、若い人がやりたがらない、厳しい仕事だからです。だからお年寄りが選ばれます。
次は、ビルのトイレや駅の掃除をする人たちを思い出してみてください。
朝の早い時間に行くと、おばあさんが掃除をしています。一生懸命に床を拭いています。
重いゴミ袋を運んだり、汚れた場所をきれいにしたり、体に負担がかかる仕事です。
腰や膝が痛くても、休むわけにはいきません。生活がかかっているからです。
私の近所のコンビニでも最近、変化がありました。店員さんの年齢が上がっています。
以前は大学生が多かったです。でも今は、おじいさんやおばあさんがレジに立っています。
コンビニの仕事は難しいです。タバコの種類を覚えたり、宅配便の受付をしたりします。
最近はレジが機械化されて、タッチパネルの操作も覚えなければなりません。
お年寄りにとって、新しい機械の使い方は、覚えるのが大変なことです。
後ろにお客さんが並ぶと、焦ってしまうこともあります。見ていて心配になることもあります。
タクシーの運転手さんも、お年寄りがとても多いです。75歳を過ぎた人もいます。
長い時間、車を運転するのはとても疲れる仕事です。目も悪くなってきます。
夜遅くまで運転して、昼間は家で寝る生活をします。体のリズムが崩れやすいです。
でも、悪いことばかりではないかもしれません。働くことには良い点もあります。
家に一人でずっといると、誰とも話さずに1日が終わってしまいます。
それはとても寂しいことです。社会から忘れられたような気持ちになってしまいます。
仕事をしていれば、「ありがとう」と言われます。誰かの役に立てるのです。
同僚と話をしたり、お客さんにあいさつをしたり、人と関わることができます。
ある70歳の女性は言いました。「体が動くうちは働きたい。家にいても暇だからね」と。
これは本音かもしれませんし、強がりかもしれません。本当はゆっくりしたいはずです。
でも、働く場所があることは、幸せなことだとも言えます。仕事がない人もいるからです。
みなさんの国では、お年寄りはどんな仕事をしていますか。
日本のように、工事現場やコンビニで働いているでしょうか。
それとも、家でゆっくりと家族と過ごしているでしょうか。国によって違うと思います。
日本の街の風景は、働くお年寄りたちによって支えられているのです。
彼らがいなくなったら、街は回らないかもしれません。それほど重要な存在です。
しかし、すべての高齢者が、こうした肉体労働をしているわけではありません。
会社の中には、また別の種類のお年寄りの問題があります。
外で汗を流して働く人とは、全く違う悩みを持つ人たちが、オフィスの中にいるのです。
3. 働かない会社員の問題
街で働くお年寄りの話は、とても分かりやすかったと思います。体を使って働いているからです。
一方で、会社の中には、少し不思議な人たちがいます。みなさんは信じられないかもしれません。
日本の会社には、「働かないおじさん」と呼ばれる、中高年の社員たちがいます。
彼らは毎日会社に来ます。スーツを着て、電車に乗り、自分の席に座ります。
でも、仕事をほとんどしません。パソコンの画面を、ただ見ているだけです。
インターネットでニュースを見たり、何度も休けいに行ったりして時間を潰しています。
時には、居眠りをしています。忙しそうにしているのは、お昼ご飯の時だけかもしれません。
なぜ彼らは会社にいるのに、仕事をしないのでしょうか。不思議に思いますよね。
彼らは決して、悪い人たちではありません。昔はバリバリ働いていました。
若い頃は、誰よりも長く働き、会社の売上を上げるために、必死に頑張った人たちです。
しかし、年をとるにつれて、状況が変わってしまいました。「役職定年」という制度があります。
これは、ある年齢になると、課長や部長などの偉い立場から外されてしまうルールのことです。
55歳や60歳になると、部下が一人もいなくなります。責任のある仕事がなくなります。
昨日まで「部長」と呼ばれて指示を出していた人が、急に「ただの人」になります。
やる仕事がなくなってしまい、どうしていいか分からず、席に座っているだけになるのです。
また、技術の進歩も関係しています。今の仕事は、デジタルが中心です。パソコンや新しいソフトを使います。
若い人たちは、スマホやパソコンを使いこなし、速いスピードで仕事をします。
しかし、おじさん世代は、新しい技術を覚えるのがとても苦手な人が多いです。
Zoomでの会議のやり方が、分からなくて困っています。チャットの使い方も分かりません。
教えてもらおうとしても、若い人は忙しそうにしています。聞くのが恥ずかしいとも思います。
その結果、仕事についていけず、やることがなくなってしまうのです。これを「社内失業」と言います。
会社の中にいるのに、仕事がない状態のことです。これは本人にとっても辛いです。
みなさんは思うかもしれません。「働かないなら、クビにすればいい」と。
アメリカや他の国では、能力がない社員は、すぐに解雇されるかもしれません。
しかし、日本ではそれができません。社員を簡単にクビにできない、法律の壁があるからです。
一度会社に入ったら、よほどの悪いことをしない限り、会社は社員を守らなければなりません。
だから、仕事をしなくても、会社に来ていれば、毎月給料がもらえます。
しかも、日本の給料システムは、長く働いている人ほど、給料が高くなることが多いです。
一生懸命働いている若者より、何もしていないおじさんのほうが、給料が高いことがあります。
これは、若い社員にとって、大きなストレスになります。「不公平だ」と感じるからです。
「私たちが頑張って稼いだお金が、あの人の給料になっている」そう愚痴を言う若者もいます。
でも、おじさんたちも楽しんでいるわけではありません。会社に居場所がないのです。
周りから「必要ない人」と、思われている視線を感じながら、毎日を過ごすのは苦痛です。
プライドが傷つきます。「自分はもう役に立たないのか」と、落ち込んでいる人も多いです。
辞めたくても辞められません。家族を養うお金が必要だし、再就職も難しいからです。
会社にしがみつくしかない。それが「働かないおじさん」の悲しい現実なのです。
これは個人の問題というより、日本の会社の仕組みが生んだ、深刻な問題だと言えます。
外で必死に働く高齢者と、社内で時間を潰す高齢者。どちらも大変さがあります。
そしてこの問題の背景には、日本独特の雇用のルールが、大きく関係しています。
昔は良かったそのルールが、今は崩れ始めているのです。それが人々の不安を呼んでいます。
4. 仕事のルールが変わる時
日本の働き方は長い間、ある1つのルールに、支えられてきました。
それは「終身雇用」という、日本独特の仕組みです。聞いたことはありますか。
学校を卒業して会社に入れば、定年になる60歳まで、ずっとそこで働けました。
会社は社員をクビにせず、家族のように守りました。社員も会社に尽くしました。
そして、長く働けば働くほど、給料は自動的に上がり、退職金もたくさんもらえました。
これが「昭和」という時代の、サラリーマンの幸せでした。将来の不安がなかったのです。
「いい大学に入って、いい会社に入れば、一生安泰」みんなそう信じていました。
しかし、そんな安心な時代は、もう終わってしまいました。ルールが崩れたのです。
大きな会社でも経営が悪くなり、社員を減らすようになりました。これを「リストラ」と言います。
45歳以上の社員に対して、「会社を辞めてくれませんか」とお願いすることもあります。
まだ働ける年齢なのに、会社を去らなければならない。そんなことが増えています。
給料の決まり方も、大きく変わろうとしています。「年功序列」の終わりです。
以前は、年齢が上がれば、誰でも給料が上がりました。でも今は違います。
「何ができるか」という、実力や成果で給料が決まる、新しいルールが増えています。
これを「ジョブ型」と呼びます。欧米では当たり前ですが、日本人には厳しい変化です。
特別なスキルがない人は、何歳になっても給料が上がらなくなりました。
だから今、多くの日本人が、勉強を始めています。「リスキリング」と言われます。
大人になってから、プログラミングや英語を必死に学び直しています。
会社に頼るのではなく、自分の力で生き残るためにスキルを身につけるのです。
そして、もう1つの大きな不安が、「退職金」の問題です。仕事の最後にもらえるお金です。
昔はこの退職金で家のローンを払い終わり、老後を楽しむことができました。
しかし、退職金の金額は、年々減り続けています。出さない会社も増えました。
さらに政府は、この退職金に、もっと税金をかけようという議論をしています。
もらえるお金は減るのに、税金や物価は上がっていく。これでは貯金ができません。
「老後には2000万円が必要だ」そんなニュースが流れ、みんながパニックになりました。
年金だけでは足りない分を、自分で貯めなければならない。その額がとても大きいのです。
だから若い人たちも、将来に不安を感じています。「投資」を始める人が多いです。
株や投資信託を買って、少しでもお金を増やそうと必死になっています。
政府もそれを勧めています。「自分の身は自分で守って」と言われているようです。
「70歳まで働かなければならない」これは法律で決まった義務では、ありません。
しかし、企業には70歳まで働く機会を作るように、努力することが求められています。
事実上の「定年延長」です。60歳で引退できた時代は、完全に過去のものとなりました。
これからは75歳、あるいは80歳まで働くことが普通になるかもしれません。
「死ぬまで働く時代」そんな言葉が現実味を帯びて、人々の心に重くのしかかります。
でも、悪いことばかりでもないかもしれません。自由な働き方も増えました。
会社に縛られずにフリーランスとして働く人や、副業をする人も増えています。
1つの会社に一生を捧げる、そんな重苦しい生き方から解放されたとも言えます。
それでも、多くの日本人は疲れを感じています。いつまで走ればいいのでしょうか。
ゴールのないマラソンを、走らされているような気分になっている人が多いのです。
そんな日本社会の中で私たちはどう生きるべきか、最後の問いが残ります。
ゆっくり休める日は、いつか来るのでしょうか。それとも来ないのでしょうか。
5. 日本人はいつ休めるか
日本人はよく、「働きすぎだ」と言われます。みなさんもそう思いますか。
休みを取ることに、罪悪感を持つ人が多いです。「みんなに悪い」と思うのです。
有給休暇という、給料をもらって休める日が法律で決まっています。
しかし、それを全部使う人は、まだとても少ないです。半分も使わない人が多いです。
病気になった時のために、休みを取っておくのです。楽しむために使いません。
「働かざる者食うべからず」という古いことわざがあります。働かない人は食べてはいけない。
そんな厳しい考え方が、日本人の心の中に深く根付いているようです。
だから、定年を迎えても家でゴロゴロしていると、落ち着かない気分になります。
でも、最近になって、少しずつ変化が見られます。特に若い人たちの間です。
「FIRE」という言葉を、聞いたことがありますか。早くにお金を貯めて引退することです。
必死に働いてお金を貯め、40代や50代で会社を辞めて、自由に生きようとする人たちです。
また、都会を離れて、田舎に移り住む人も増えました。生活費が安いからです。
あまり多くのお金を稼がず、野菜を育てたりしてのんびり暮らすスタイルです。
競争社会から降りて、「心の豊かさ」を大切にする。そんな生き方が注目されています。
お年寄りの中にも、新しい考え方を持つ人が現れ始めています。
「お金のために働く」のではなく、「社会と繋がるために働く」という考え方です。
私の知り合いの70歳の男性は、週に3回だけ、パン屋で働いています。
「家にいるとボケてしまう。ここに来てパンの匂いを嗅ぐと、元気になるんだ」と言います。
彼にとって働くことは苦しみではなく、健康の秘訣なのかもしれません。
これを「生きがい」と呼びます。生きる喜びや、目的という意味の日本語です。
もし、働くことが「生きがい」なら、死ぬまで働くことは不幸ではないかもしれません。
好きなことを仕事にして、無理のないペースで続ける。それが理想の老後でしょう。
しかし、現実は厳しいです。嫌な仕事でも、生活のために続けなければなりません。
これからの日本には、テクノロジーの力がもっと必要になるでしょう。
重い荷物を運ぶロボットや、自動で走るタクシーがお年寄りを助けるはずです。
そうすれば、高齢になっても、もっと楽に働くことができるようになるかもしれません。
日本人はいつ休めるのか。その答えは、まだ見つかりません。社会全体が探している途中です。
でも、1つだけ確かなことは、「休むこと」は「悪いこと」ではないということです。
人生は働くためだけにあるのではありません。楽しむためにあるはずです。
美味しいものを食べ、美しい景色を見て、大切な人と笑い合う時間。
そんな当たり前の幸せを犠牲にしない働き方を、私たちは見つける必要があります。
みなさんの国の働き方は、日本と比べてどうですか。お年寄りは幸せそうですか。
日本のこの現状を見て、「大変そうだ」と思いましたか。それとも「すばらしい」ですか。
ぜひ、みなさんの国の話も、コメントで私に教えてください。違う視点を知りたいです。
お疲れ様でした。最後まで見てくれてありがとうございました。
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それではまた別の動画でお会いしましょう。
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